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「AIJ詐欺事件 どうなる資産回収」:イザ!.
AIJ社長の浅川和彦容疑者(60)と傘下のアイティーエム証券(ITM)社長、西村秀昭容疑者 (56)が逮捕された。
「所詮は他人の金、あとでどうなろうと知ったことではない。」
そういう魂胆が見え隠れする事件である。
年金基金から預かった 1,458億円ものお金のほとんどを組織ぐるみで使い込んでしまった。
表向きは運用がうまくいっていると問題は何もないように見せかけ、蓋を開ければ中身は自転車操業で火の車だったという。とんでもないことである。
年金基金とは我々、国民ひとりひとりが汗水たらして稼いだお金である。
一時、年金機構に預けているだけで、実質は自分のお金と言っても間違いではない。
21年2月には年金情報誌が疑惑を指摘する記事を掲載し解約が急増したが、AIJは以後もITMを通じて新規顧客を募っており、預かった年金資産を運用せずに解約料に充てる「自転車操業」を繰り返していた。浅川容疑者は国会で「だますつもりはなかった」と主張。西村容疑者は「運用実績が虚偽だという認識はなかった」としていた。
ふざけるな!と言いたくなる答弁である。
「所詮は他人の金」なのである。
この問題は他人事ではない。だいぶ前から「年金破綻」が叫ばれている昨今なのである。
国民全体の問題なのである。