勝ちに拘るとつまらなくなる – 少年サッカー

少年サッカー
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昨日は、下の子の県北でのカップ戦(矢板市長杯王冠 )を応援に行った。
その中で主審をさせてもらった試合での事だ。

順位決定がかかる大切な試合だったと思う。
得失点差で上回る事が出来ないと1位抜け出来ないという事で、宇都宮北西部から来たそのチームは、ベンチも子供も熱かった。

スローインの判定にブーイング、ゴールキックかコーナーかの判定にブーイング。
ピッチに立つ選手も同じように主審の判定に口を出す。あまりに酷いので、言った選手に「警告」を出した。

明らかに最後に触ったのは、Aチームという場面で、ボールをAチームが先に取りに行く。
これは、主審や副審の隙を狙った行為で誤判定かもと思わせ、判定を覆す行為で、他のチームにもわざとやる選手を見かけるが、このチームは、組織ぐるみでやっているように見える。

ゴールエリア内で争い、ボールを同時にオフェンス側、ディフェンス側が蹴ってゴールラインを割った場合、ゴールキックで始まるのは、ふつうによくあることである。

それをベンチが「え?!それはコーナーだろ!!」と監督かコーチかわからない大人たちがヤジる。
たいてい、こういうチームは、選手も同じように審判の判定に口を出す。大人が当たり前のように日常的にやっているからだ。

私の認識では、ベンチで指示を出すのは、監督のみ。コーチも指示は出しても良いが、監督が話している時は、黙るのが当然だ。このチームは、ベンチに入った大人3人が、マシンガンのように指示とヤジとゲキを飛ばす。

これほどサッカーに熱くなれるのも大したものだと思うが、所詮は、少年サッカー。
大人たちが審判の判定に熱く抗議し、子どもにはゲキを飛ばし、ギリギリの所まで追い詰める。
そんなサッカーが楽しいと言えるのだろうか?

HPを見ると、年間200試合超のゲームをやらせ、サッカーの楽しさを教える…とあるが、バカバカしい。
面白い、楽しいと思っているのは、一部の大人と指導者なのではないのか?

大人が支配し、大人のエゴでやっているのではないのか?
大人のメンツ、チームのメンツを重んじるあまり、子どもに大きな重荷を背負わせているのではないか?

勝ちに拘ると子供にとって、つまらないサッカーになってしまう。
小学生を相手にそこまでやるのはどうかと思う。

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