ジュニア選手権予選を振り返って – 2012.9.8

4月からこの大会に的を絞り、監督としてやってきましたが通過させてあげる事が出来ませんでした。
我々、指導者と子供たち(親子)の間に温度差があったことは否めません。

毎回、同じ練習をしているのに上達していく子はひとにぎり。
リフティングにしろ、家で練習してくれば、やってるかどうかは自ずとわかります。

前回、前々回と何も変わらないのは、やってないからです。
覚えようとしないからです。向上心がないからです。

コーチがいくら言って聞かせても空回りしているというのは、
子供たちが成長の段階だからなのか、それともコーチとして未熟なのか、どちらかでしょう。

子供が伸びる時というのは、子供が自分自身で気付く時です。
親として思い出してみても、勉強をやれやれと言って本人がやりたくないのに
無理やり勉強をやらせている時期というのは、子供は伸びません。

こちらが呆れ果て、何も言わなくなって忘れた頃、伸びるのです。
自転車に乗れない子どもを早く乗れるようにと急いで教えても無理なのと同じです。

子供が自分で考えて練習するようになって初めて自転車に乗れるようになるのです。
それは、子供自身が自分のどこがいけないのか失敗から学習して気付いたからです。

子供が自分自身で気付き大人の力を借りる事なく問題解決するとき、
子供は最も良いパフォーマンスを見せるのです。

今回の県大会予選の結果を無駄にせぬようにする為にも、今、子供自身が
気付いてくれたらと願っています。
自分たちの力が及ばなかった。しかし、予選を通ったチームは、多くの努力をしたのです。

パス、トラップ、ターン、ドリブル、シュート。
予選を通ったチームは、一人一人が基本を忠実にマスターしていました。

ボールを受ける前に首を振る。ボールをもらったらドリブルかパスか即時に判断する。
相手を引きつけてからパスを出す。基本のトラップは小さく。

全員で攻める、守る。攻守の切り替えを早く。

その事に気付き、反省し、これから大きく成長してくれたら、私たち指導者の努力も
決して無駄にならないでしょう。
同時に忘れてならないのは、子どもは周りの環境に左右されやすいということです。

大人(親)も早くその事に気付き、自分の子が他の子に比べてどうなのか?
チームの中でどういう存在なのかをいち早く気付き、フォローしてあげる事が必要です。

一緒にボールを蹴ってあげたり、練習を見てあげる。そういう事の積み重ねが親子の絆を深めるのです。
所詮、親が子供と一緒に練習を出来る、サッカーを出来る期間など、小学生のうちだけです。

中学生になったら、親も体力的に厳しくなってきますし、子供にはだんだん煙たがられます。
積極的に子どもと練習に参加する事で、子供の意識も変わり、より一層の成長を促す事が出来るのです。

そういう親がいっぱいいれば、チームの環境が変わり、現在の6年のような最上級生になっても
ふざけていたり、そんなことをするような雰囲気ではなくなると思うのです。

他のチームと比べると週に3日、それも平日2時間、土日がそれぞれ3.5時間、計9時間ですから、
この限られた時間で、内容の濃い練習を飽きやすい子どもたちに教えるのは難しいことです。 

みんなひとりひとり自分で振り返り、ご家庭においても今までを振り返り、
考えてくれることをコーチとして監督として、そしてひとりの親として期待しています。