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やめるという子にやめるなと言うのは、逆効果だと思います。
自分なら辞めてもいいよと言います。
そのあとで辞めて後悔しないか聞きます。
もし、この場で諦めたら今まで努力してきたのが、一度ゼロになります。
でも厳密に言えば、ゼロではなく、違うチームに行けばそれを生かす事が出来ると思います。
しかし、小さい子にとってチームを変えてまでサッカーを続けるのが良い道とは思いません。
少年世代でそうするしかないとしたら少し酷かも知れません。
自分も一時、職を転々としましたが、変わる度に思ったのは、環境に慣れるまで、とても疲れるということです。
出来れば、チームは変えないで、同じチームの中で小学を卒業するのが1番だと思います。
中学に進むときに自分で道は決めたら良いのです。
だいたい8歳から10歳位でやめたいと言い出すのは、ほとんどは一時的な感情からです。
次の日にはケロッと忘れているかも知れません。時間をおいて話してみるのもいいと思います。
同じチームの中で、競い合い、励まし合い、感情を出し合い、慰め合い、友情が芽生え、
生涯の友が生まれ、時には喧嘩もあるでしょう。いろんなドラマが起こります。
その思い出が、どんなに将来その子の心の奥底に残り、精神の源になるのか、計り知れないと思います。
その子の将来に触れているのだ、生半可な言葉や言葉の節々、子供だと思って舐めてはいけない。
お父さん以外の大人に注意され、励まされ、褒められ、世の中の広さを知り、
支えるお母さんとの親子の絆も深まり、感謝の気持ちを知る。
どんなに普段の生活では得られない世界に触れられるか計り知れません。
たかがスポーツ、たかがサッカー、されどサッカーです。
少年サッカーには、まだまだ言葉では言い表せない、我々にも気付かない魅力が溢れています。
志途中で辞めるなんてもったいないことなのです。
それでも辞めたい。
その理由がマイナス的な要素よりもプラス的要素なのだとしたら
意志を尊重してあげましょう。
それは大人でも子供でも変わらない。もっといい仕事がしたい。
もっと上を目指したいのです。
大人の付き合いよりも子供の意志を優先してあげてください。
子供が伸び伸びとプレイする姿を常に見たいと思いませんか?