この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
GoogleのMapを使用しなかった事で、全世界に自社Mapの未熟さを露呈する事になった今回のiOS6のMap事件。
結果的にGoogleの地位を押し上げ、Googleの力を世界中に知らしめたとも言えよう。
Googleは何もせず莫大な宣伝効果を得てしまった。
自社の開発力ではどうすることも出来ず、Googleに助けられたApple。
今回のver1.0では、iOs独自のUIである”地図の右下をめくって機能を変える”という機能
は、外部アプリとしての立場上なくなっているが、Androidに搭載しているMAPと遜色ない。
ナビもひとつになっており、アプリをいちいち切り替えるAndroidよりも使い勝手は良い。
まずは、Appleの地図を何処かに捨てたいところだが、標準のMAPはiOSの場合、
Androidのように立ち上げるアプリをユーザーが前持って特定のものに設定することが出来ない。
標準で立ち上がる地図を好きな物に切り替えることが出来ないのはiPhoneの欠点だ。
GoogleMapsから操作してる分には良いのだが、違うアプリを立ち上げて地図機能を
利用する場合、またしてもこの出来損ないの地図が立ち上がる。
Appleはこの地図を改善出来るのか、改善出来るだけの開発陣がいるのかどうか
甚だ疑問だ。いつまでもこの欠陥地図を使い続ける、それだけは勘弁して欲しい。
有名な場所なのに検索しても出ないし、あげくに間違った場所を指され、正直、疲れる。
そうそう。ここでDocomoを思い出した。今でこそ誰も文句を言わなくなったが、
最初にSPモードを出したときには使い物にならず、めちゃくちゃだった。
それまでのi-mode端末でキャリアメールを扱えるようにスマートフォンに合わせるだけの
ソフトの開発力に乏しかった。
というか見切り発車だった。完成していないものに最初の何ヶ月かは無料で以降有料という手で
信用するユーザーを裏切った。自社ではソフトを開発出来ず、丸投げにも関わらず、開発が
難航したのだ。おかげでそれ以来iPhone信者の仲間入りになった。
AppleにはDocomoと比べものにならないくらい、世界各地にユーザーがいる。
信用を取り返す為にも自社開発地図を早期に切り捨ててGoogleMapsをiOs標準の地図に
戻す決断をして欲しい。Googleと同じ使い勝手のMapを作ることは正直、期待していない。