この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
以下、イチローへの当日のインタビューから印象に残った部分を抜粋します。
「4000のヒットを打つには僕の数字で言うと、
8000回以上は悔しい思いをしてきてるんですよね。
それと常に自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、
誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね。」
「プロの世界でやっている、どの世界でも同じだと思うんですけど、
記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、
上手くいかなかったことなんですよね。
その記憶が強く残るから、ストレスを抱えるわけですよね。
これはアマチュアで楽しく野球をやっていれば、いいことばっか残る。
でも楽しいだけだと思うんですよね。
コレはどの世界でも同じこと。皆さんも同じだと思うんですよね。
そのストレスを抱えた中で、瞬間的に喜びが訪れる、
そしてはかなく消えていく、みたいな。
それがプロの世界の醍醐味でもあるんですけれど、
もっと楽しい記憶が残ったらいいのになぁというふうに常に思ってますけど、
きっとないんだろうなぁと思います。」
「これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまに上手くいって
という繰り返しだと思うんですよね。
バッティングとは何か、野球とは何か、ということをほんの少しでも
知ることが出来る瞬間というのは、きっと上手くいかなかった時間と
どう自分が対峙するかによるものだと思うので、なかなか上手く行かないことと
向き合うことはしんどいですけど、これからもそれを続けていくことだと思います。」