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いよいよドコモからiPhoneが発売となりました。
しかし、ドコモがキャリアとして、iPhoneを使いこなせるのかどうか疑問です。
なぜなら、今回の発売はいろんな意味で「見切り発車」の感があるからです。
下の書面は、docomoでiPhoneを契約する際に同意書へ署名する際の注意事項です。
同意書とは言っても要するに、「買ってから文句を言うなよ!」という
親方日の丸的な同意書です。(笑)
まず、メール機能。
9月中は、キャリアメール(@docomo.ne.jp)が使えないとのことです。
(おい、発売する前に準備しないか、普通?)
10月1日からは使えるそうですが、15分おきに通知するということですので、
プッシュ(PUSH通知)非対応です。
正式にPUSH通知に対応するのは来年とか。
(なにそれ?これじゃ、SPモードが出る前と同じじゃね?)
また、ドコモの絵文字に対応出来るかどうかですが、販売店には情報がなく、
サービスが始まるまで、わからないということです。(なんかお粗末過ぎ)
私の予想では、標準のメールアプリを使用するということなので、
iPhone標準の絵文字になると思います。
ユーザーからの不満をかわす為、わからないと言っているふうに聞こえます。
ドコモの絵文字に慣れた人にとって、これは間違いなく不満に感じると思います。
デコメールは、対応未定。
iPhone使いの人には、便利この上ない「MMS」も対応未定。
(おいおい、マジですか?)
いつもながら、後手後手とユーザー無視、利益重視のお役所的殿様商売な体質は、変わっていないようです。
(前回のSPモードサービス開始時もすったもんだの混乱あり)
そして今回、iPhoneを発売するにあたり、iPhoneユーザーのみの料金プランが設定されました。
Xiパケホーダイfor iPhone定額5460円+Xi(7GB制限)780円(1年間350円)+SPモード315円
=6,905円+通話料
他社に対抗したものと思われますが、
現在のメールの使い勝手や、特にLTEのスピード(競合3社中最低)&サービスエリア等、
他社に一歩も二歩も先を越されてる訳ですから、正直、まだまだ高いと思います。
端末の値段にしてもau、softbankと比べて2-3万もの差があるのは、いったいどういうことでしょう。
ドコモの首脳部は、「お客様第一」というサービスの本質を忘れているのではないでしょうか?
Xperia(SO-01B)を発売開始した時といい今回のiPhone5S(C)といい、事前準備が全くなってないと思います。
というか、ドコモユーザーは、小さな事など気にしない、懐の大きな、心の広い人たちばかりなのでしょうか?
そんなわけで、iPhoneを使い慣れた人にとって、ドコモのiPhoneは現状だと
au、softbankのiPhoneに比べるとハード的には同じでも周辺サービスが追いつかず、ハッキリ言って使いにくいです。
初めてiPhoneを買う人なら、こんなものかと(期待外れ )思うのでしょうね。
(あっ、そこがドコモの狙いだったりして!!)