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2014年度の役員よりホームページ管理費の10,000円が勿体無いので閉鎖しても構わないとの事。
今まで特に経費としてこちらから請求していることはなく、基本的にボランティアで制作してきました。
それが、何年か前から、無料では悪いので、心付けだけでも受け取って下さいとのことから受け取って来たまでです。
プロバイダーから無料で貰える容量で現在のホームページを維持するとしたらおよそ4分の1も賄えないでしょう。調べたところ、現在、8Gバイトあります。有料のサーバーを借りた場合、いったいいくら掛かるのでしょう?
ホームページの意味ということも考えての結論なのでしょうか?
ホームページには、こういうことをやっていますよ!所在地はココですよ!こういう団体ですよ!最近、こういう事がありましたよ!
そんな日常的な事を発信し、初めての方や地域の皆様に対し、自己紹介する意味もあるのです。
新たな仲間が増える=輪が広がるかも知れないのです。可能性は無限大です。
退団して海外に行ってしまったファミリーにも卒団していったファミリーに対しても今もみんな元気でやっていますよ。頑張っていますよ。そんな無言のメッセージを流すことも出来ます。
そして、私が時間を掛けながら作ってきたページは、今まで少しずつ積み上げてきたもの。
写真1枚にしても保護者の心ある方から送られてきたもの。
単純に「必要なくなったから閉鎖してください」「お金が払えないから閉鎖しても構いません」というのでは、今まで苦労して作ってきた努力、協力してくださった皆さんの御厚意と言うものを完全に蔑ろにされているのと同じことです。
また、過去に卒団していった子どもたちの活動記録もあります。
楽しかったこと、苦しかったこと。忘れた頃に振り返り、懐かしむことは人間として大切なことだと思います。
それを簡単に捨ててしまうのはどうなのでしょう?
今の人たちにとっては、意味がなくとも、私は2人の子を卒団生に持つ親として、出来れば大人になるまで残してあげたいと思っています。
私が子どもの頃には、このような媒体はなく、もしもあったとしても写真で保存してあるというのが一般的でしょう。
インターネットという新しい媒体でこうして足跡を残す事は果たして良いのか悪いのか全く判断出来ませんが、例えば、就職する時にこれが足を引っ張る。将来邪魔になるというのでしたら、考えなくてはならないと思います。
しかし、勿体ない=必要ないという意味にも聞こえます。
今まで少しずつ小さな事を積み上げて来たから現在がある。
卒団していった保護者、関わったコーチ、OBには感謝しなくても良いのでしょうか?
自分たちは自分たちでやるというのは、一見、素晴らしいことと感じられますが、毎年のように卒団生を送り出し、新しい体制を維持していくのに、そのような考え方で良いのでしょうか?
みんながチームの為に今まで築き上げてきたものを感謝の気持ちで受け入れ、次の世代にバトンタッチしていくことがチームを維持し成長させていける唯一の方法ではないのでしょうか?
何事もこれで完璧というものはありませんが、古きを温め新しきをを知る事のできる懐の深さが必要なのではないでしょうか?