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スパークプラグのネジ穴補修
今日、リターンカルチ(SRV-35V)のメンテナンス中に誤って
スパークプラグのネジ穴をなめてしまった。(T_T)
経緯(いきさつ)
エンジンがかかるにはかかるのだが、マフラーから火花を撒き散らし、爆音が酷いので、オーバーホールを覚悟の上、取り敢えずキャブをバラし、軽油に一晩つけ置き。
翌日、キャブの各穴という穴にエアーを吹いて組み立てなおし。
エアークリーナーとの繋ぎ目のパッキンをゴムで自作。
エンジンとの繋ぎ目のガスケットはamazonで仕入れたものをポンチで綺麗に抜いて自作。
オイルバス式エアフィルターを洗浄。
念のため、マフラーを外してバーナーで焼く。
ついでにヘッドを外してみると???
真っ黒・・・・・・・・
。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワー!!

ヘッド内部
(・o+) アチャーこれはヒドイ・・・||||(・・、)
もしかするとマフラーからの爆音と花火のような火花は、これが原因かも・・・
洗浄
気を取り直してワイヤーブラシで擦って軽油で洗浄。キャブクリーナーを丁寧に吹く。
きれいになると気持ちいいものです。

洗浄後
ヘッドもきれいになった。
そして最後にプラグをワイヤーブラシで磨いてギャップを0.8mmくらいに調整。
と出来ることは全てやって、いざ元に戻してあとはエンジンをかけるだけ。
しかし、ここで問題が発生。
あわわわ・・・
なかなかプラグが入らないので、ちょっとだけ、いつもより力を加えてしまった。
ん?(゜_。)待てよ。と思ったのも束の間。ライトで中を覗きこんでみると、
ねじ山が潰れている・・・ではないですか?!
(≧▼≦;)アチャ
ここまできて、プラグのネジ穴補修とは・・・・・・(・・;)
ネジ穴を立て直し、ヘリサートorイリサートを使って修復しようと考えたが、覗きこむとなめているのは途中までと幸いそれほど重症では無い。
>>>もしも重症の場合、nejiya.net さんがお勧め。 説明も→丁寧でわかりやすいページ←を用意している。 ➔スパークプラグ用リコイルキット |
土曜日で道が混んでいるが、ジョイフル本田でネジ切りタップを買ってきた。
近所のホームセンターで探したがサイズが見つからなかった。
21ミリのプラグのネジ穴は14ミリでピッチが1.25ミリと特殊(M14×1.25)。
amazonにもあったのだが、送料込みで1500円くらい。
ジョイフルは1980円+消費税。すぐに修理したいのでここは即買い。
これを回すのにタップハンドルが必要なので2050円で4000円弱の出費。
でも、これで直れば修理に出すより安くすむ。
他にシリンダーヘッドを外すのに、持ってる工具では、フィンを縦に固定している
ネジまで届かないことが判明。
急いでホムセンに行きM12のインパクト用ソケットとラチェットのM12ソケットを購入。
ネジを切るにはヘッドを付けたままだと切り屑が中に落ちて故障の原因となるので仕方なしにもう一度ヘッドを外した。
直角にネジを切るのは難しかったが、幸い途中まで切るうちにそれより先のなめて
いなかった部分に達し、それからは真っ直ぐと入っていった。
半分回しては少し戻し、また半分回しては戻しと丁寧に・・・・
ヘッドは、アルミなのでプラグ穴には気を付けないと最悪、ヘッド交換となる。
ふぅ~
この後、すぐにプラグを戻し、真っ直ぐに引っかからず入っていったときは本当に良かったと胸を撫で下ろした。
エンジンも一発で始動し、爆発音も花火のような火花も無くなったのは努力した甲斐があったというものだ。
というわけで、なんとか終了。