帯同審判

この記事は2016年1月22日に最終更新したものです。
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他県でも同様かと思うが、栃木県内の公式戦では帯同審判を参加するチームで用意することが義務付けられている。

これは、4種も同様であるので、ジュニアの保護者でやっていた人はそのまま3種に行っても続行すれば良いことだ。

しかし、小学生と中学生では、試合時間も必然的に長くなることは勿論、体力、スピード、スキル等、当然ながら上がってくるので、ジュニアでやっていても中には躊躇してしまう人も少なくない。

中には、ルールはうろ覚えで体力的にも無理なので4審なら出来るという人もいる。

しかし実際は、4審もラクではない。
主審の補助的な役割ではあるが、公式戦上位ともなると、得点時間、得点者、反則時間、反則した選手、反則の内容のブッキング、選手交代時の選手証確認、および用具チェック、交代選手のIN OUTの背番号をボードで用意し、アウトオブプレイ中に主審を呼び、ボードを掲げ、交代選手を入れる。

飲水タイム中は、向かって左側のベンチサイド(右のベンチはA1担当)で、タッチラインから選手が出ないようにチェック、(出たらインプレー中なので主審より警告となる)、役員に選手への指示を慎むようにチェック(飲水タイム中は指示を与えてはならない)。

両サイドベンチ役員のチェック(指示を出しているのは1人か、複数か、複数ならやめさせる。やめなければ主審に伝える)、チーム役員は、テクニカルエリア内にいるか?、ベンチの控え選手は、フィールドの選手と身につけているビブスや上着の色が被ってないか?、控え選手は、ボールを使わずにアップしているか?(アップ時にベンチ裏でボールを使ってはならない)以上、ベンチコントロール。

アディショナルタイムが主審から出たら、ボードでそのタイムを作り、逆さにして主審に見せ、一度了承を得る。主審がOKを出せば、前に出てフィールド内、両サイドベンチ、観客席に掲示。主審からボールを入れるように指示が出たらスペアボールを出す。

出血者の止血確認、その他、サッカー競技ルール、ローカルルールに基づき試合進行の補助をする。主審、副審にもしものことがあった場合、交代できる準備をしておく。

などなど。
意外に忙しいというのが本来の4審である。
座っていればいいというのは、地域の少年のカップ戦くらいのものである。

だいたい、4審しか出来ないという人とペアで組んで相手チームの帯同審判員さんと打ち合わせするなど、失礼極まりない。急に怪我をしてしまったとか、急に調子が悪くなったというなら人間だから仕方がない。初めから出来ないというのに帯同審判を申し出るというのはとんでもない話だ。

なぜなら、暗黙の了解ではあるが、Rと4th、A1とA2は同じチーム同士でペアで組むことが多い。4thしか出来ないというのは、相手チームの帯同さんに半強制的にA1A2をお願いすることになるのである。そんな身勝手な話はない。

よって、4審しか出来ないというのなら、初めから帯同審判員を務める必要はない。常に同じ顔を合わせるであろう県内リーグ戦に於いて、相手チーム審判員さんに敬意を払いリーグ戦を消化していくことは、大人として紳士として守らなければならない暗黙のルールなのである。

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