最近の戯言

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先日、夜食をと深夜夜に行きつけのラーメン店に入った。

いつものようにカウンター席に座り注文を済ませ、雑誌を読んでいると、いきなり天井から水しぶきが降ってきた。

「うわぁ~! 」冷や汗2 (顔)

思わず大声で叫んでしまった。

すぐに若い女性の店員乙女座が出て来て
「申し訳ございません。大丈夫ですか?」

一瞬のことで何が起きたのかワケがわからない。

よく辺りを見渡してみると、まず読んでいた雑誌のページが水でふやけている。

テーブルの上にも水滴があちらこちらに。お冷にもたぶん入っただろう。

顔や頭に手を当てるとずいぶん濡れているのがわかったたらーっ (汗)

着ている服を見るとじょうろで水を浴びたようにびしょびしょあせあせ (飛び散る汗)だった。

「大丈夫ですか?」とは、一体なんのことを言ってるのかわからなかったが、ようやく理解できた。

たぶん、こんなにびっしょりに濡れてしまって大丈夫か?ということだろう。

「大丈夫では無いですが・・・

・・・大丈夫ですよ。」

とニヤけた顔で返す以外、思いつかなかった。(苦笑)

この記事を読んだ方は想像してみてほしい。

ラーメン屋に行って注文して、できるまでの何分間にのんきに待っていたら

いきなり天井から水が降ってきてびしょ濡れになるのだ。

きっと誰しもいきなりのことで面食らってしまうに違いないのだ。

言葉をかけられても返す言葉など思いつきもしないのだ。

ビッショリで、服を脱ぎたかったが、まさか、ここで(他のお客の手前)脱ぐわけにもいかないだろう。

冬場では風邪ひきそうだが、夏場である。我慢することにした。

「すぐに拭くものをお持ちしますあせあせ (飛び散る汗)

すぐに店主も出てきて新しいおしぼりを何枚も持ってきた。

「大変申し訳ありませんふらふら

聞くと、ビールサーバーを掃除しているうちに急にコックが吹っ飛んだらしい。

ということは、この降ってきた水は生ビールビールを含んでいるということか。

そうか、これは・・・スポーツで優勝した選手たちがやっているあれだな。

のんきなことを考えたが、テーブルが空いてるのにカウンターに座った自分も運が無い。今となっては仕方がない。

「こちらはお詫びの品物です。良かったらお召し上がりください。」

烏龍茶を出してくれた。ラーメン屋ではこんなものだろう。

自分も飲食店をやっていたのでよくこんな場面に出くわしたが、さすがに烏龍茶は出したことがない。

というより、洋食屋なのでメニューにも無かった。

何より仕込んだものしか出さない主義であった。

オレンジジュースは生で絞っていたし、アイスコーヒーは豆を挽くところから始め、ヤカンでお湯を少しずつのっぽさんの帽子のようなネルの袋に落として前日に翌日分を仕込んでいた。

おまけに店内で演出を兼ね、どでかいガラスのフラスコでダッチコーヒーまで落としていた。


ケーキはひとつひとつ生地から手作りで生のフルーツを使い、ショーケースに並べた。

パスタとピッツアが主力の店だったがアイドルタイムに売上を伸ばすことを目標にしていた。

そのため、ドリンクとデザート類を充実させていた。

スタバでフラペチーノが出た時なんて、うちのパクリじゃないかとさえ思った(笑)

いやいや、あれは昔はどこの茶店でも普通にやっていた。

ミキサーでクラッシュアイスとバニラアイスと濃い目のコーヒー、シロップ、洋酒、チョコレートシロップ、そこにブラウンシュガーやバニラシュガー、シナモンパウダー、生クリーム等、好みのものでアレンジすれば良い。

既成品を極力使うことを拒んだ。ベースとなるソース類、魚介類の下拵えは勿論のこと、とにかく手作りの味を残したかった。

今、思えばよくやっていたと我ながら感心する。

バイトが殆どをこなしていて、プロと呼べるのは自分しかいなかったのにである。

プロに言わせれば、そんなの簡単なことと思われるだろう。

僕も当時は簡単にこなしていた。

しかし、家族を抱えて従業員を抱えて利益を出すのが当たり前という状況の中、冷静に今考えてみると危険な綱渡りをしていたと思うのだ。

事故で入院したり、病気で入院したりしてたら大変なことになってたに違いないからだ。

話が横にそれてしまったが、そうそう、烏龍茶。

自分の店なら、例えば女性のお客さんなら冷たいヨーグルトをアレンジしたドリンクか、上のようにヨーグルト、いちご、ラズベリー、クランベリー、ミルク、イチゴのジェラートをフラペチーノふうにした見た目も可愛げな飲み物ウィンクでも差し出し、最後に「良かったらこちらも」とドルチェ類をサービスしたろう。

ビールでも出してくれれば喜んだのだが、飲み屋ならまだしもラーメン屋では仕方がない。

結局、ラーメンどんぶりと餃子を頼んだのだが、帰りにレジで

「餃子はサービスします。申し訳ありませんでした」と店主がサービスしてくれた。

餃子の街だし、まあ、こんなものだろう。

なんだか話があちこちに飛んでしまったが、最近の私の下らぬ戯言である。

宇都宮餃子像

宇都宮餃子像