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先日、トマトの圃場のPHを計ってみた。
すると植付け前に6.5程度だったPH値が9割以上の部分で4-5以下になっていることがわかった。
6.5程度というのは、昨年、試験場にて有料の検査を受けた時のもの。
昨年の7月の数字なので、収穫も終わりを迎えようとしている時のものだ。
その後、9月に大型台風で圃場に大量の雨水が流れ込み、表土が大量に流れてしまった。
太陽熱が終わった後だったので、かなりの打撃だった。
なので、実際は定植時に圃場のPHがどの程度だったのかは定かではない。
培土は石灰が混入されているものを使用しているので弱アルカリ性であろうから問題ではないと思うのだが、圃場のPHは幾分、酸性化していたかも知れない。
試しに何も植えていない張り出し部分のPH値を見ると6.5程度であった。
この事から定植時も6.5から7近くあったと予想できる。
トマトの酸性土壌の限界値は3.5だ。
しかし、限界値に近付くと尻腐れやカルシウム不足による生理障害、最悪、青枯病などの大打撃を受ける。
トマトで生計を立てている身にとっては痛手だ。
水耕栽培に限らず、通常の土壌栽培においてもPH値を把握し土壌の状態を監視する事は大切な事だ。
今回の対策としては、苦土石灰を10aあたり50キロ、施肥とともに通路に散布することにした。
施設内なので、効果がどう出るのかわからない。
しかし、マイナスになるとは考えにくい。
良い結果を期待する。
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