アディショナルタイムとは

この記事は2017年4月2日に最終更新したものです。
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アディショナルタイムについて

 icon-share JFA サッカー競技規則
第7条 試合時間 3. 空費された時間の追加 を参照のこと

アディショナルタイムとは、主審がタイムキーパーとして

• 競技者の交代
• 負傷した競技者の負傷の程度の判断やフィールドからの退出
• 時間の浪費
• 懲戒の罰則
• 競技会規定で認められる、飲水やその他医療上の理由による停止
• プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由

などを「空費された時間」として前半後半それぞれの試合時間に追加するものとされている。
よって全ては主審の責任の元において決定する。

例えば、空費された時間が1分45秒であれば、主審は1分のアディショナルタイムをジェスチャーで4審に告げる。(秒数は切り捨て)

第4の審判員は、前半、後半の最後に、主審によって決定された最小限のアディショナルタイムを表示する。
主審はアディショナルタイムを増やすことはできるが減らすことはできない。

実際の試合では、第4の審判員が主審からのジェスチャーを受け、ボードで掲示する。
掲示する時間は、45分の試合なら前半後半の45分である。

掲示する前に追加の必要な事項が起きた場合、これを4審に告げ、4審はボードを訂正して掲げる。
掲示がないときは0(ゼロ)である。0とは言ってもここでは0~59秒までを言う。
1ならば1分00秒~1分59秒までである。

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地域のローカル試合では予算的にボードが無い試合も多い。
その場合、第4の審判員が両ベンチに主審からジェスチャーで告げられた追加の時間を前半後半の最後に告げることになる。

その時も告げる時間は45分の試合ならば、45分である。40分の試合なら40分である。
早過ぎても遅過ぎてもいけない。

アディショナルタイム中に再度、空費された時間を追加する必要があった場合、主審は主審の裁量によって追加する。再度の掲示は行わない。

例えばアディショナルタイムが1分として1を掲示しても、アディショナルタイム中に上記のような追加する必要のある事象が起きた場合、主審の裁量において追加する。

主審以外は本当の残り時間は誰もわからない。

要するにアディショナルタイムとは、タイムキーパーを務める主審の裁量に任されているのである。主審の笛が鳴るまでゲームは続いている。気を抜くことは許されないのである。

【2017.4.1追記】

少年の試合で終了時間前にアディショナルタイムをベンチに伝える4審の姿をよく目にします。上記のように終了時にアディショナルタイムを示すのが正解です。