ゴールキック時の位置どり

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何かと忙しい12月。

今月はU-13が2試合、U-15で4試合と審判が続き、今日は久しぶりに4種の審判に行ってきました。
今、少年は新人戦の県大会予選を行なっています。

私が担当した試合は、キックオフ後にわかったのですが、かなり力差のあるチーム同士でした。(5年のチームと6年のチーム)

その為、ピッチが狭いにも関わらず、ゴールキックがハーフウェイラインまで来ることは稀で、もし、味方に渡ったとしてもすぐにインターセプトされ、すぐ再攻撃されてしまう流れでした。

要するに「ワンサイドゲーム」でした。

いつもアドバイスしていただいている2級審判の方に、「ワンサイドゲームにおいては、ゴールキックの位置どりを修正するように」と指摘された事があり、それからは試合内容に合わせて適切な位置取りを探してきました。

今回も最初こそガイドライン通りに位置取りしましたが、2回目のゴールキックを見て、明らかにワンサイドゲームになると確信しましたので修正し、ゴールキックの落下点を副審とで挟めるよう次の展開を予測し、センターサークル左側付近に位置取りしました。

予想通り、ゴールキック後、すぐにインターセプトされ、私の読み通りの展開になりました。
ガイドライン通り、右に位置したのでは、すぐに逆サイドに移動せねばならず、判定に遅れが出てしまいます。

何より無駄な動きが多くなります。このような展開では、一方的に同じ側でゴールキックを重ねる事が多くなるわけですので、余計に無駄が多くなります。

主審をする上で常に気をつけている事は、プレーを真横からみる→左側からみるという事です。
右から見たのでは、対角線式審判法が活かせず、死角が出来てしまいます。後ろから見たのでは、選手に隠れ、争点が見えず、正確なジャッジが取れません。

しかし、終了後、審判委員長に指摘された事は意外な言葉でした。
「ゴールキックの位置取りに誤りがあります。正しいゴールキック時の位置取りはゴールキックから見てセンターサークル右側からタッチライン付近です。今後、修正してください。」

???

私は、頭の中が真っ白になりました。試合中も予測通りの展開になったので、内心、「うまくいったかも」と喜んでいたのです。
それが、間違いであると指摘されてしまったのです。

正直なところ、不審を抱いてしまいました。今後、この方の言葉は私の頭に入ってこないかも知れません。この方は先生らしいので、答えが一つだけだと思っている偏った人たちです。

私は、ルールを守らなくて良いと思っているのではありません。逆にルールを的確に適応出来るように移動しよう走ろうと思っているのです。

ガイドラインに書いてある審判の位置は、あくまでも「基本」であり、その都度、状況により、変えても良いものという認識です。
「臨機応変な対応が必要」という認識です。次の展開を予測し、最適な位置どりをするのです。

力差のないチーム同士の試合では、あまり起きない事ですが、試合は始まってみるまで、わかりません。

毎週、審判で走り、その都度、新たな課題に直面し、修正を重ねていますが、このように全面否定される事があるといやな気持ちになります。

初心忘るべからず。

謙虚な姿勢でやっていますが、人によって違うことを言われるのは困りものです。

 審判員のための実践的ガイドライン

ポジショニング(位置取り)、動き方とチームワーク

1. 一般的なポジショニングと動き方
最良のポジションをとることにより、正しい判定を下すことができる。ポジショニング
に対しては、チームや競技者、そこに至るまでの出来事などの情報により修正していか
なければならない。
図に指示するポジショニングは、基本的なものである。「ゾーン」について、すべてのポ
ジショニングは、審判がその効果を最大限に引き出せるエリアとして、取ることが勧め
られるものである。これらのゾーンは、試合の状況により、大きくなったり、小さくなっ
たり、また異なった形状となる。
求められるポジショニング:
◦ 主審とプレーが行われている側の副審でプレーを挟む。
◦ 主審は、プレーが行われている側の副審を視野に入れ、対角線式審判法を広く用いる。
◦ 主審は、プレーの外側に向かって位置することによって、プレーとプレーが行われて
いる側の副審を容易に視野に入れることができる。
◦ 主審は、プレーを妨害することなく、十分にプレーに近づく。
◦ 監視しなければならないものは、つねにボール周辺にあるというものではない。主審
は次のことにも留意する。
・ ボールとは関係ない場所で対立を引き起こす競技者
・ プレーが向かっている地域内での反則の可能性
・ ボールがプレーされた後の反則