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Internet Explorer11(以下IE)でマルウェアに感染しページが次々と開くようになった問題を解決しましたので備忘録として書いておきます。
同じような問題でお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
まず、この問題はウィルスソフトでは解決できません。
また、ネット上のフリーソフトでは被害が拡大します。
IEはOSに組み込まれているソフトですのでインストールのやり直し「削除」は出来ません。
そのため、マイクロソフトが対策ツールを提供しない限り今のところ個人で直すほかありません。
IEは基本的に穴が多いため狙われやすくマイクロソフトでも現在はEdgeを薦めています。
出来るだけEdgeを使いましょう。
通常、このようなページは自然には開きません。
javaのUPDATEとかFlashのUPDATE等、重要なものは開発社のサイトで行うのが通例です。
もしもこんなページが開いた場合はアドレスバーからサイトのURLを確認してください。
確認せずにダウンロードをクリックすると悪質なプログラムを埋め込まれます。
私が最初に行ったことはマイクロソフトで「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」をダウンロードし実行したことです。
感染しているファイルが1個見つかりましたが、それは実際は信頼された有料ソフトの一部でした。
8個の問題のあるファイルが検出され7個が修復されました。と喜んだのもつかの間。
詳細を見てみると外付けHDDにノートパソコンからバックアップしたファイルでした。
マイクロソフトの削除ツールにも引っかからず、有料のウィルスソフトも反応せず。
素人の私にはお手上げ状態です。
そこでインターネットオプション(プロパティ)をもう一度よく調べてみました。
するとLANの項目で怪しい設定を発見したのです。
原因はコレでした。
自動構成スクリプトが外部のサーバー(http://nostopped.net/以下略)を通るように書き換えられており、PC上(ローカル)に無いためウィルスソフトには引っかからなかったのです。
すぐにこのチェックを外し、再起動しました。
今度こそ戻っているかと期待してIEを起動し、様子を見てみました。
すると、どうやらページが次々と開く問題は解決できたのですが、
最初に開く「ホームページ」が指定したもの(http://www.yahoo.co.jp/)と違うのです。
ということはプログラム起動時に問題があるのでは・・・
そこで、IEのショートカットのプロパティを調べました。
C:\Users\Name\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Internet Explorer→プロパティ
すると「ドンピシャ」でした。ショートカットが
"C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE 書き換えられたホームページのURL"
となっていました。(いつの間に・・・( ̄ー ̄; ヒヤリ)
これを後ろの「書き換えられたホームページのURL」を削除して元に戻しました。
気を取り直してもう一度IEを立ち上げてみると・・・
ようやく直りました。o(・∇・o)(o・∇・)o ヤッタ!
最初にも書きましたがIE(Internet Explorer)は脆弱性があり悪質なプログラムに狙われる危険が多いと言われています。
利用する場合は注意しないと私のような痛い目に遭いますので皆さんも気をつけてください。
上にも書きましたが『Edge』を利用することをおすすめします。
