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スパイダーモアーSP850の鉄車輪の動きが4本のうち1本おかしい事に気付いた。
外してみるとこんな事に!!
空洞部分が泥で完全に埋まってしまっていた。
こんなに詰まっていては重くて動きがおかしくなるのは当たり前だ。
ここは擦れる部分なのか、他の三ヶ所も擦れて薄くなってきている。
この穴から少しずつ泥が入り、埋まってしまったものと思われる。
このカバー、3点でネジ留めしてあるので穴開き部分が上に行くようにすれば土が入るのを防げるのでは?と思って試してみたが、どうやらこの3つのネジ位置は、写真のように中心から微妙にズレており、回転させることは出来ないようだ。
使用したパテは鉄に使えて水や熱に強く、塗装やヤスリがけもできるエボキシタイプ。
コニシのを今回は使用したがセメダインからも出ている。
練るだけですぐに使えて便利だ。用途に合わせて数種類出ており、昨年はハウスの灌水用の塩ビ管の補修にこちらを使用した。
あらかじめ、グラインダーにワイヤーブラシを付け、サビを落とし、シンナーで脂分を落としてからパテを盛った。練ってからの硬化時間が非常に早い(10分)ので注意が必要。
何箇所にも使う場合は、その都度練ったほうが良い。
この後、念の為、全体をサビ落とし剤「サビ取姉さん」で24時間つけ置き処理し塗装した。
塗装には「ローバル」の錆止め塗料「シルバージンクリッチ」を使用した。
乾燥時間が外気温23度で45分と非常に早く効率が良い。耐寒マイナス60度~耐熱170度。
外で酷使する機械の補修に最適な塗料である。
今回は応急処理的に修理したが、他の3本のホイールカバーもよく見ると穴が開きそうだ。
オーレックで部品表を見ると、
9番の0229-30600の「ダストカバー」という部品らしい。
名前の通りダストの入るのを防ぐ部品だ。
幾らするのかわからないが、大した値段ではないと思い、4枚注文した。
ちなみに前後でネジの位置が違うのだがどんな部品が来るのか楽しみだ。
これから秋口にかけて、スパイダーモアーをかなり酷使する。転ばぬ先の杖である。
他に「Vベルト」と「刈刃」も必ずスペアしている。
スパイダーモアーを使用するにあたって、この2つはシーズン毎に替える必要がある消耗品だ。
昨年は二度もVベルトを交換した。低い位置でキワゾリすると負担が掛かるのか切れるのが早くなる。
そんなわけで、今年もいよいよ草刈りシーズン真っ盛りに突入した。
早く効率的に除草作業をこなしていくためにスパイダーモアーは必須である。
【2017-6-6追記】
注文しておいた「ダストカバー」が届いた。
せっかく修理したのでそれ以外の箇所で傷みの激しい箇所を交換した。
四枚注文したが全部同じものだった(当たり前だが)。ネジ穴の位置は二等辺三角形になっているようだ。
よって、回転させることは出来ない。
地面に擦れる部分は痛むので出来ればネジ位置は正三角形にして欲しかった。
ちなみに最新型のSP851Aでは「泥」の混入を防ぐためにこの部分が改良されている。
車輪が内側まで回り込んでおり、カバーは一回り小さくなった。
これなら850 850A 851で問題となっていた車輪から入る「泥」の混入を防げる。
部品表を見るとよく分かる。
ダストカバーは 0229-30600
スパイク車輪は 0229-30400
スパイク車輪ASSY 0229-39300
ダストカバーは 0326-30410
スパイク車輪は 0326-30110
スパイク車輪ASSYは 0326-39100
と完全に別物となっている。
チェーンケースASSYは今までと変更がないようなので、スパイク車輪ASSY 0326-30110とタイヤダストカバー 0326-30410を注文すれば、850 850A 851ともに改良された新しいスパイク車輪を装着できるのではないかと思われる。
あちらこちら直しながら使っているが、そろそろ買い直す時期かと思う。
【2017/07/11追記】
試しに新型のスパイク車輪ASSY 0326-39100 をJAに後輪2つ分注文した。(人柱)
しかし、なんとも大きな荷物が届いたので開けてみるとなんと「スパイク車輪ASSY」というのはチェーンケース込みのものであった。
急いでJAに交換の電話を入れたが、ORECの部品センターは、一度注文したものは「交換」は出来ないそうだ。無理強いすれば、できるのかもしれないが、かなり渋いのだそうである。
仕方なく、いつか使うこともあるかもと了解することにした。
こちらが確かめなかったのだから仕方がない。
値段は2つで4万3千円。タイヤのみなら多分9千円くらいだったと思う。
そこにダストカバーで1万ちょいであろう。
4万出すなら4本とも換えられたハズ。
ちょっと悔しかったが、仕方がない。
早速付け替えてみると思った通り、ぴったりだった。
あとで写真はアップするが、新しい車輪は今までの車輪のようにダストカバーで蓋をする構造とは打って変わり、反対側(カバー側)まで一体成型となっていた。
水抜き用の2ミリくらいの穴が一箇所空いており、そこから水分は放出する。
これで泥は入らないのか心配なところである。
もしも今までの車輪のように入ってしまったら簡単には排出できない。
ここは割り切って使えということなのだろう。
ラグも広くなって急な土手の食いつきも良くなった。
来年は前輪の二輪を交換しようと思う。
☆まとめ☆
新しい851Aの車輪は古い型の車輪(850-850A-851)に適応する。
ただし、ダストカバーとセットで購入する。
スパイク車輪ASSYはチェーンケースまでがセットなので注意。
ダストカバー 0326-30410
スパイク車輪 0326-30110

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