ハンドルの焼付き?~ スパイダーモアー

この記事は2020年1月22日に最終更新したものです。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

草刈りに大忙しのこの時期。
今年は特に大きな故障もなく、スムーズに仕事してきたスパイダーモアー。
いつものように土手を刈り、反転しようとしたその時、事件は起こった。

なに?!


ハンドルが回らない!!!

斜めに止まったまま、中途半端な位置からビクともせず。
急いで引き返してトラックに積んで家のドックに。

とりあえず、バラそう。
ハンドルを外して、回転板という部品を持ち上げようとしてもぜんぜんビクともしない。

完全に噛んでしまっている。
これはエンジンで言う所の「焼きつき」だ。
熱で軸が膨張したとしか考えられない。

どうやって外そう???
そうか、プーリー外しがうまく入れば取れそうなのだが。。。

仕方ない。出っ張りをグラインダーで削り落とそう。
回転板は取り寄せることにした。

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なんとか引っかかったので外してみたが、軸に縦のキズが何箇所か入っていた。
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回転台も新品をと思ったが、値段を聞くと8000円くらいとのこと。
膨張した部分にヤスリをかければまだ使えそうなので今回は見送った。

続きは後日。

【三日後】

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そんなわけで、届いた部品。↑
「回転板」という重要な部品。約4000円。

ハンドルをセットして入れてみる。
やはり、2センチほど入ったところで止まってしまう。

予めこうなるだろうと買っておいた軸付き砥石。
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早速セットして研磨に入る。
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これは良く削れる。あまり回転を上げると歪になりそうだ。ゆっくりといこう。

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2〜3分やったろうか。いい具合になってきたので、エアーを吹いてでき具合を見た。
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まあ、素人仕事なのでこんなものでしょう。

グリスを塗り、ハンドルを入れてみるとガタもなくピッタリ入った。
ネジを元に戻して。。。。
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ワイヤーを調整して噛み合わせを見て

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終了!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

そんなわけで今回の故障はハンドルの軸(回転台)と回転板の噛み合わせ部分が焼き付いてしまったことによるトラブルだ。

原因を考えてみると多分、こう↓だと思う。

1.噛み合わせ部分がハンドルを回転させる時の摩擦で少しずつ削れて鉄粉となり細かいゴミとなって軸と回転板との隙間を塞いだ。

2.反転するためにハンドルを回転させたときに起きた摩擦で高温となり、軸が膨張して回転板に焼き付いた。

素人予想だが、こんな感じではないかと思う。
よく高熱状態のエンジンがピストンに傷が付いて焼き付くあの「焼付き」である。

このような単純な設計だと摩擦部分がグリスアップしてあるだけなので、使っていくうちにいずれ自然に故障するのは目に見えている。

特にこの「スパイダーモアー」は斜面を刈ることが目的なワケでリターンカルチのようなたまにしか反転しない機器より「ターン」する頻度は非常に多い。

また、斜面での使用は不安定なため、回転だけに限らず上下にも斜めにもあらゆる角度から相当無理な力のかかる部分である。

かと言ってベアリングでは回転が早すぎるので少し重めの「ギヤ」にするとか、ここの噛みあわせは改善が求められる部分だと思う。

オーレックなら出来るはず。次のマイナーチェンジに期待したい。

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