3級審判昇格試験の勉強方法

この記事は2017年11月3日に最終更新したものです。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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このブログにご訪問される方の検索ワード上位に「3級審判 昇格試験」というキーワードが多いので、記事にします。

サッカーの3級審判昇格試験は、各都道府県のサッカー協会が審査をします。

よって、各都道府県毎に独自の昇格ルールがあります。

3級審判員への昇格を目指すという事は、それなりに普段から審判として活動しているものと思いますので、顔見知りの3級審判員に直接聞いてみるのが一番早いと思います。

ただ、年毎にルールの細かい改正があったり、体力テストがクーパー走だったものが、最近はインターバルに変わったりしていますので、一度は、先輩に聞いてみて、不明な点は各都道府県の協会に確認した方が間違いないでしょう。

○テストの概要

大まかに試験内容を並べると

  1. 書類審査
  2. 体力テスト
  3. ルールテスト
  4. 実技テスト

となります。

1の書類審査は、審判手帳のコピーを提出します。普段から忘れずに記録を残すことが大切です。

主審、副審、各10試合以上(11人制)は実績が必要です。各都道府県により、基準がありますので確認してみましょう。

2の体力テストは、インターバル走を取り入れているところが多いようです。

12分間の中で走る、歩くを交互に繰り返します。

これから審判をやろうという人が、走れなくてはどうにもなりません。

走ることは基本です。

普段から走る事が大切です。

そして、核となる3のルールテスト。

サッカーをやっていたからわかるだろうなどという安易な考えで受験すると痛い目に遭います。

とにかくルールブックを隅から隅まで良く覚えることです。

✩これは出る(要チェック!)

その1)数字に絡む問題

ボールの外周、空気圧、重さ、ラインの幅、ペナルティマークの大きさ、コーナーフラッグの高さ、クロスバーの高さ、ゴールの幅、ゴールエリアなど、ルールブックにある数字は、とことん覚えましょう。

その2)用具に関する問題

身に付けなくてはならないもの。身に付けてはいけないもの。

その3)反則に関する問題

直接フリーキックになる反則と間接フリーキックになる反則。

懲戒の有無、再開の位置、再開方法。

その4)オフサイドに関する問題

オフサイドの定義を全文書かされると思ったほうが良いでしょう。

それほど、オフサイドの判定は重要です。

その5)対角線式審判法の利点

これも全文書かされると思ったほうが良いでしょう。
3級審判員に求められることは、対角線式審判法を理解し、確実に履行することが出来るというのが基準のようです。

全部で5つあります。暗記しましょう。

その6)例 題

いくつか例題が出ます。1題につき9点とか結構大きな点数です。

例えば、

ボールがペナルティエリア内にある時にペナルティエリア外で守備側の選手が攻撃側の選手に靴を投げた。

靴は攻撃側の選手には当たらず、近くに落ちた。

主審の取るべき措置は?

得点があった後、センターサークルに戻ろうとしたその時、得点した側のチーム関係者が、得点時より前から得点があった後までフィールド内に侵入していたことを4審と副審より報告を受けた。

主審の取るべき措置は?

キーパーがボールを保持している時にフィールドの選手が倒れているのを主審が気付き怪我の確認の為、笛で試合を一時止めた。

主審の取るべき措置は?

等々、どんな問題が出るかわかりませんが、ここでのポイントは、

1.懲戒のあるなし

2.再開の位置

3.再開方法

の3つがポイントとなります。

全部当たれば9点、どれか1つでも当たれば3点というふうな点の付け方をするようです。

以上がルールテストの概要です。

穴埋め問題と全文書かなければならない問題がありますので、かなり勉強をしなければパスすることは難しいと思います。都道府県によって合格のボーダーは違いますので事前に調べておくと良いでしょう。

とにかくルールをとことん覚えること。

ある程度覚えたら例題をやってみるのも良いです。

App Storeにあるサッカールールのアプリもいいと思います。

因みに自分は覚えるのが苦手なので、大学ノートを一冊買ってきて、1ヶ月かけて、ルールブックを隅から隅までとことん書き写しました。

反則については、昔やった「ありおりはべりいまそかり」みたいな覚え方をしました。この辺は自分に適した覚え方があると思いますので工夫してみてください。

そして「実技テスト」

これは高校生のカップ戦やリーグ戦を使用して行う事が多いようです。

基本、主審を1試合、副審を1試合です。(ハーフではなくフルです)

高校生ともなるとスピードがあります。普段からの体力作りが肝心です。

冬はまだ良いですが、真夏は本当にキツイです。

主審、副審ともいくつかポイントがあります。

主審に関して

試合を円滑に進めることが出来たか

競技規則の施行は間違ってないか

笛の大きさは適当か

必要なときに走れているか

争点との距離と位置取りは適当か

手が笛と同時にすぐに指す方向を示しているか

副審と協力しているか

判定に自信を持って実行しているか

副審に関して

最初から最後までオフサイドラインをキープ出来たか

必要なときに主審を補助できたか

旗の上げ方、姿勢

サイドステップ、走るスピード

競技規則を理解しているか

以上、実技テストは普段からやっていれば、大丈夫だと思います。

なるべく数をこなし、自信を付けておくことが必要です。

最後に・・・

4種しかやってない人は、普段から社会人のリーグ戦にでも顔を出して、審判をやらせてもらいましょう。

そしてとにかく数をこなしましょう。出来れば上級審判員の方に見てもらいましょう。

自分では出来ていると思っても、プレーヤーや、外野から見ると???ということが多々あります。

誰もが納得のできる判定を出すことを目指しましょう。

それが「信頼」に繋がります。

長くなりましたが、これから3級審判員の昇格を目指す方の参考になりましたら幸いです。

誰でも最初は初心者です。

やればできます。

Let’s try!