審判ルールテスト ~ 競技者の復帰

この記事は2018年7月29日に最終更新したものです。
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インプレー中、競技者が主審の承認を受けずにフィールドに入った。

主審のとるべき措置は?

答 え

第3条

8. 競技のフィールド外の競技者
競技のフィールドに復帰するため主審の承認を必要とする競技者が主審の承認なく復帰した場合、主審は:
◦ プレーを停止しなければならない(ただし、競技者がプレーや審判員を妨害していない場合やアドバンテージを適用できる場合、ただちに停止する必要はない)。
◦ 主審の承認なく競技のフィールドに入ったことで競技者を警告しなければならない。
主審がプレーを停止した場合、プレーは次の方法で再開されなければならない:
◦ 妨害があった位置から直接フリーキックで再開する。
◦ 妨害がなかった場合、プレーが停止されたときにボールがあった位置から間接フリーキックで再開する。
競技者がプレーの動きの一部として競技のフィールドの境界線を越えた場合、反則を犯したとはみなされない。

※補足
フィールド外の競技者とは?
怪我の処置、用具の点検等で一時的にフィールドを出た競技者、または交代要員がこれにあたる。

【2018-07-29】
2018/19ルールブック改正により以下追記(青字は追加になった部分)

第 4 条 – 競技者の用具

6. 反則と罰則
追加の文章
(…)
主審の承認無く競技のフィールドに入った場合、その競技者は警告されなければならない。
その警告をするために主審がプレーを停止した場合、プレーを停止したときにボールがあった位置から間接フリーキックが与えられる。
ただし、妨害があって、直接フリーキック(またはペナルティーキック)が妨害の位置から与えられる場合を除く。

解 説
競技者が主審の承認を得ずに復帰しプレーを妨害した場合の再開について明確にした(第 3 条との整合性)。

第 12 条 – 懲戒措置

交代要員または交代して退いた競技者は、次の場合警告される:
◦ プレーの再開を遅らせる。
◦ 言葉または行動による異議を示す。
◦ 主審の承認を得ず、競技のフィールドに入る、または、復帰する。
◦ 反スポーツ的行為を犯す。
◦ レフェリーレビューエリア(RRA)に入る
◦(主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す

別々に2つの警告となる反則が起きたならば(2つが近接している場合であっても)、2つの警告となる反則が犯されたとすべきである。
例えば、競技者が必要な承認を得ずにフィールドに入り、無謀なタックルをしたり、ファウルやハンドの反則などで相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止した場合である。