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ドラレコ 1080P 3.0インチ 300万画素フルHD 140度広角駐車監視暗視機能小型防犯
の見出しと何より「安い」ことに誘われポチった。
量販店でドラレコを探したところ、いっぱいあってどれを選んだらいいものかわからなかったため、入門用に安くてある程度レビュー★のついているものということで選んだ。
購入したのはJINRANというメーカー?の
届いたのを開けてみると、まず、説明書の日本語がめちゃくちゃだ。ほとんど意味不明。
WEBに何か情報があるだろうと思ったらメーカーサイトがない。
サポートがどこにあるのかわからないので質問も文句も言いようがない。
見出しにある300万画素、140度広角、これは明らかに誇大表示。
日本製で信用もあり人気のあるコムテックの上位機種の仕様と較べてみれば一目瞭然だ。
コムテックのドラレコの水平視野角は日本製の中でもトップクラスのものだ。
そのコムテックでさえ水平視野角136℃なのである。画素数も200万画素である。
このおもちゃレベルのドラレコはそれを上回るそれぞれ140℃、そして300万画素というのだから笑える。
それに加え、駐車監視、暗視機能は全く使えるレベルではない。というかインチキである。
暗視というからには「赤外線」は必須だ。このカメラの外観からして「赤外線」など照射できるはずがない。
何より一番の問題点は、内蔵電池が粗悪品であるということ。
日付を何度設定しようとも次に起動した時には初期設定(2017/03/01)に戻ってしまうのだ。
【駐車監視モード 】
エンジン停止後から録画を行ない、衝撃を検知した時のみデータを保存するので衝撃の瞬間もしっかり記録します。 ドライブレコーダー本体にバッテリーが内蔵されているので、エンジンがOFF でも、駐車中に衝撃や動体を感知すると、衝撃があった際の後30 秒の映像を記録します。
と説明にあるが、内蔵バッテリーは「粗悪品」であるため【駐車監視モード】など機能するはずがない。
下の動画はエンジンを停止し車から降りようとしたときのカメラの様子。
右下の電池のマークが1個から✕になり最後は電源不足で強制終了される。
監視などできるはずがない。まったくのデタラメなのである。
よって、SDカードを開いてみてもいつどこで撮ったものなのかわからないのである。
これは「ドラレコ」としては「致命的」だ。
下の動画は昨日、家を出る前に日付設定を済ませて出かけたときのもの。
そしてこれは帰りの動画である。設定が初期値に戻ってしまっているので日付時刻が写っていない。しかもこれを探すのは何十ものファイルから探し出したので一苦労した。
というのも、撮った動画は日付ごとのフォルダに振り分けて保存されるため、日付時刻が初期値に戻ってしまうと撮った動画は同じフォルダにどんどん蓄積されていく。
あとで探すのは容易ではない。
ビデオの画質は問題になるほどではない。良くも悪くもいたって普通のレベル。
しかし、保存データがいつのものなのかわからなくては何かあった時に証拠として使えないのである。
よって、この格安の「ドラレコ」は「入門用」だ。
自分もおとなしく「日本製」を購入しようとネットの情報から検討中である。
先日、ナビをKENWOODの最新型「彩速ナビ」に変えたので迷ったら最後はKENWOOD製で良いかと思っている。
選ぶ際に何を基準に求めるかで違ってくるものと思われる。
例えば、今の売れ筋は、「多機能タイプ」だ。
「多機能タイプ」とは、基本の「常時録画」に
+GPS機能(場所・時刻補正)
+衝撃録画(強制保護)
+駐車監視(夜は赤外線付きで暗視可能)
+HDR機能(白飛び・黒つぶれ軽減)
+前後ダブル録画
+Full HD
+LED信号対応
+ナビ連携
+Wi-Fi機能
+安全運転支援機能
(前方衝突警告、車線離脱警告、前方車間距離警告)
+地デジノイズ対策機能
+予備電源供給(スーパーキャパシタ)
+SDカード寿命予告付き
+SDカード二枚刺し
+専用アプリ
のいずれか又は複数を加えた高機能型である。
もちろん、機能が多いほど値段も高くなる。
ただひとつだけ言えることがある。上記の中華製ドラレコの体験からGPS機能は必須だということ。
あとで証拠として使用する場合に、日付と場所を同時に記録してくれるGPSは外せない。
たとえ内蔵電池が弱ってしまい初期設定した年月日が狂ってしまってもGPS内蔵なら、GPSの情報から年月日を補正してくれると思うからだ。
日付時刻がきちんと記録されてこそ初めてドラレコの本領発揮となるのだ。
割安感で選ぶなら
☆カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダーユニット ND-DVR40 207万画素 Full HD WDR/GPS Gセンサー/対角110º/駐車監視/コンパクトモデル
☆コムテック ドライブレコーダーZDR-012 200万画素 Full HD 1年保証 常時録画 衝撃録画 高速起動
前後2カメラ
☆コムテック ドライブレコーダー ZDR-015 前後2カメラ 前後200万画素 Full HD GPS搭載 安全運転支援機能搭載 1年保証 常時録画 衝撃録画 高速起動 ZDR-015
GPS駐車管理機能
☆ユピテル ドライブレコーダー DRY-ST6000d 200万画素 日本製 3年保証 Full HD/GPS/衝撃センサー/HDR/対角154.8° ロードサービス1年無料 東西LED式信号機対応 16GB microSD付属
このユピテルのドラレコが他と一線を画すのは専用の駐車時専用のサブバッテリーが付属するということとGPSによって駐車時に録画しないエリアを設定できるという点だ。
☆ユピテル プレミアムドライブレコーダーDRY-ST7000c 350万画素 QUAD HD/GPS/衝撃センサー/HDR 対角148° 安全運転支援機能 ロードサービス1年無料 製品保証1年 保証金4万円 東西LED式信号機対応 16GB microSD付属
官公庁御用達
世間的にはあまり一般的ではないアサヒリサーチという会社のドラレコは、警察、消防、官公庁等に納入実績がある折り紙付きの老舗メーカー。
その為、なんらかのトラブルにより肝心な瞬間を取り逃すことが多い。
アサヒリサーチのドラレコは「駐車中の監視機能」についてはこの点で極めて有利であり、他社の追随を許さない。
※フレームレートとは1秒あたり何コマ(静止画)で録画するかという単位である。
ご存知の通り、動画はアニメと同じように静止画を連続再生したものだ。車が走っているときはフレームレートが高いほどコマ数が多いため精細な録画ができるが、停車中はフレームレートを落としても(静止画数が少なくても)問題ない。アサヒリサーチ社のドラレコはこの点にいち早く気づき特許を取った。アサヒリサーチのドラレコの駐車監視モードではフレームレートをプリセットから自由に選択できる。
要するにドライブ中よりも一段と長いであろう車の駐車中録画でSDカード容量を圧迫せず、しっかり確実に駐車監視録画ができる。他社製はフレームレートは変えられないのでフル録画したのではすぐにSDカードの容量を超えてしまう。したがって、ポイントを絞って録画せざるを得ない。
☆【アサヒリサーチ】 Driveman(ドライブマン) GP-1スタンダードセット 3芯車載用電源ケーブルタイプ 【品番】 GP-1STD
ナビ連携
少し前まではKENWOODはドラレコの売れ筋人気機種であったが、今となっては特にこれといった目新しい機能がない。
よって食指がなかなか動かないのである。
ただし、先行したメーカーだけあって肝心な部分はしっかり押さえている。
☆ケンウッド(KENWOOD) 彩速ナビ連携ドライブレコーダー フロント用 DRV-N530
※SDカード二枚刺し可能
☆ケンウッド(KENWOOD) ドライブレコーダー WideQuad-HD Wifi機能付 DRV-W630
どれにするか迷ったら
☆コムテックのHDR-351H/352GH/352GHPシリーズ
視野角136℃、夜間の明るさ、昼間の白潰れの少なさ等、ドラレコの基本となる項目が秀悦です。
この35シリーズを選んでおけば間違いないでしょう。
【2018-06-26追記】
結局のところ、この記事で紹介した KENWOOD DRV-830 に交換した。
GPS付き、SDカード2枚刺し可能、蓄電池はスーパーキャパシタ。今の所、不具合なし。
中華製がすべて悪いとは言わないが「もしもの時の保険」として使うには信用が足りない。
電子機器なので、いずれは壊れると思うが、もし不具合が起きてもサポートセンターにすぐに相談できるというのもやはり外せないポイントだ。
