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一昨日のこと。いつものように除草作業を850で行っていたところ、急に
「キュルキュルキュ~~~~~~~~ン♪キュイ~ン♪キュイ~ン♪」
と大きな異音が・・・(; ̄ー ̄)…ン?
いったい何が起こったのか?このような異音は初めての事だ!
Vベルト付近から鳴っているのでVベルトが切れたのか?と思ったが、なんとか刈れているので切れたのではない。それにしても甲高い高音が耳に痛い。
刈刃をオフにすると止まるので刈取り部が原因なのは間違いない。
もう少し原因を知りたいので刈っていると左半分しか刈れていないことに気づく。
刈刃が片方しか回っていないのだ。
急いで家のドック(笑)に持ち込む。
手で刈刃を回すと反対側が回らない。( ‥) ン? これは・・・もしかしてギヤケースの中で何かが故障した・・・ギヤのかみ合わせが狂った?
いろいろ想像してみても始まらないので分解することに。
すると・・・
なんとナイフギヤフレームが割れている。ココはスパイダーモアーにとって心臓部とも言える重要な場所。これは結構大きなトラブルである!
材質はシリンダーヘッドのようなアルミ合金のように見える。
「曲がる」前に「割れる」というのはこのような強度の必要な部分の金属の選択として如何なものか。
高音の「キュイ~ン」という音は、この部分が折れた為、ギヤの噛み合わせがズレて起こったものである。刃が両方回らなかったのは反対側まで動力を伝達できなかったためである。
これはもう修理のしようがないので、昨年ジャンク品から外しておいたギヤフレームASSYがあるのでまるごと交換することにした。
因みにこの割れた部分(ナイフギヤフレームA)だけ交換すると11,520円で販売されている。→坂本鉄工所オンラインショップ
売っているという事は、結構壊れる部分なのだろう。
オーレックの技術部門の方にお願いしたい。もう少し強度のある金属の選択か、何か壊れにくい対策をご検討頂きたい。
念の為、分解して中を確認する。
裏側もヒビなどの目立つ傷は見当たらない。
如何せん素人なのでそのへんは目をつぶって下さい。
蓋をしたら「刈高さ調整フレーム」をセット
本体に組み付け開始
刈高さ調整部のバネはこの刈高さ調整ワイヤーのアングルの穴に入れる。
本体との取付部は全部で5ヵ所。最初に中心のエンジンとの接合部のM12。
しっかりと締める。
他のフレームとの四箇所をM10でつけたら「ロータリーカバー」をM14で4ヵ所取り付ける。
次に「ナイフネックガード」を取り付けるが刃が交差する時に干渉しないように左右非対称とする。
折角なので刃も取り替えることにした。
いつも愛用している「ツムラ」の「ハイパースパイダー」
純正以外に幾つか試したが、他のは曲がったり捻れたり減りが早かったりしたが、ツムラのこれは質実剛健。切れ味もよく長持ちする。
メーカーパンフレットリンク
使用前→使用後比較
短くなっているのはいつも下側の刃だ。途中、車のタイヤのように上下左右チェンジするといいと思う。
あと、最近気になっているのが、回転式のフリー刃仕様のこのタイプ↓
最新型スパイダーモアーは、フリー刃仕様も純正で用意しており、メーカーも有効性を認めている。
>>本製品の特長
・上下2段刃で草を細かく粉砕!
・フリー刃の為、石等の硬質異物に当たっても、機械本体への衝撃を緩和!
・フリー刃と一緒に回転しないボルトの為、機番取付穴が大きくならず安全!
・石等の飛散が少ない!
・草が巻き付きにくい!
次回は、これを試してみたい。
最後にテンションプーリー、Vベルト、テンションアームを組み、ベルトカバーをつけ完成。
(#´ー´)旦 フウゥゥゥ・・・
実は途中、書き忘れたが、ギヤフレームを本体フレームに取り付ける時にトルクを掛けすぎてネジを切ってしまった。(+。+)あちゃ-
確かどこかに再生キットがあるので後で暇ができたら直そうと思う。
この時期、とてつもなくやることがあり、鬼のように忙しい。
