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自分の使用しているSP850はキャブレターにチェンソーのようなローハイスクリューネジが付いている。
調子が良い時はいいが、調子の悪い時にココを弄ってしまうと厄介な事になる。
先日もキャブレターのフィルター側からガソリン漏れで悩んでいたが、ローを開けすぎていたことが原因だった。
このローハイスクリューネジだが、デフォルトが多分、閉め切った所から1と1/2戻しだと思う。
自分の使っているチェンソーがその辺りなのだ。
自分は、その状態でエアフィルターを外し、エンジンを掛け、まずはロー(アイドリング)を調整していく。
エアフィルターを付けると若干回転が落ちるので、その分を見込んで1/8くらい閉める。
高速はギアをニュートラルにしてレバーを握り回転を上げ、少しずつ閉めたり戻したりしながら丁度良い塩梅のところを探す。
こっちもフィルターを付けると若干落ちるので、その分を見込んで1/8くらい閉める。
フィルターを付けた状態で調整しても良いが、自分は調整を間違えてフィルター側からガソリンが漏れる所謂オーバーフローになってしまった事がある。
フィルター側(吸気側)からガソリンが漏れてないか確認しているのである。
アイドリングでも高速でも漏れて来なければベリーナイスグッド😊👍❗
そのままフィルターを付けて終了だ。
【追 記】
もしも調子が悪い場合、次のような原因が考えられる。
(1)ダイヤフラム
ダイヤフラムの硬化か、穴開き、伸びが原因の時がある。
これは直せないので交換する。
オススメはキャブレタードットコム。早いし1番安い。
(2)キャブレター内の微小ゴミ、オイル汚れ
とにかく、穴という穴を全てキャブクリーナーを吹き付け、違う穴から出るのを確認する。
その後、エアダスターでブローする。
汚れのひどい場合は、軽油か灯油に一晩漬ける。
(3)燃料タンク内のフィルター詰まり
→交換する
(4)プラグの劣化
プラグは消耗品。煤で汚れているなら柔らかめのワイヤーブラシで擦り、汚れを取る。
電極間の正常値は0.6-0.7mm。ズレていれば調整する。
2ー3年で交換が望ましい。
(5)エアフィルターの汚れ、劣化
エアフィルターも消耗品である。スポンジ部分が、くたびれてきたり、ボロボロになっているとキャブレターをせっかく綺麗にしても空気と一緒にスポンジの破片を吸い込むことになる。
スポンジ(フォームエレメント)だけでも交換できるが、出来れば、内側の蛇腹のフィルター(ペーパーエレメント)も交換した方が良いだろう。
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(6)マフラーのつまり
滅多なことではつまらないが2サイクルエンジンでは排気ガスがオイルを含んでいるため汚れて煤がつまる。→カセットコンロ用のボンベにトーチをつけたガスバーナーで焼く
特に「泥」で巣を作る蜂の種類に狙われるとマフラーの中に「泥」をどんどん詰められる。
この場合、リコイルを引いてもうんともすんとも言わない。→外して中の土を出す。エアーコンプレッサーで飛ばす。
(7)スタートスイッチ故障、断線orショート
リコイルを何度引いてもうんともすんとも言わない(初爆音が聞こえない)場合、スイッチ故障か断線の疑いがある。
特に850ロビン製エンジンは夏場の暑い時期になるとエンジンヘッドの横を通るイグニッションコイルから出ている電線が熱で溶けて金属部にショート(アース)してしまうことがある。
この場合、キャブ掃除をしようがLH調整をしようがダイヤフラムを交換しようがキャブ下のホースを掃除しようが、いずれも効果がない。
ショートしている状態というのは、スタートスイッチをOFFにしているのと同じことになる。
スイッチに異常がない場合、タンク下の二個のネジを外し、スターターカバーの奥にある赤のクーリングカバーを外し、フライホールの上のコイル横、スタートスイッチから来ている黒い電線の被膜が溶けていないか確認し、溶けているなら絶縁テープやアルミホイルで応急処置する。
断線の場合、断線箇所を探し修復する。
(8)イグニッションコイルの劣化
エンジンが冷えている時は難なく始動するが30分くらいすると急にエンジンが停止し、再始動困難になる場合、コイルの劣化が原因かもしれない。
プラグを外し、冷えているときの火花と止まってしまったときの火花の大きさを比べてみると良い。
わかりにくい場合、このような
【2019-7-28追記】
メーカーでは以下の設定値を推奨していることがわかったので追記する。
L=LOW H=HIGH
宜しければアンケートにお答えください。

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