この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
年末、暗渠用に竹を1000本近く用意しなければならなくなった。
最初はチェンソーとノコギリとナタで切っていたが、竹の葉がチェンソーの根元に絡んで何度もエンジンのかけ直しを迫られ、いい加減これでは間に合わないと危機感を抱いた。
何かいい物はないかとホムセンを物色。
そこで目に留まったのがマキタのレシプロソー。
ただ、店頭にあったのは、187。
スマホで調べると長さと重さが違うことがわかった。
187は全長372mm、重さ3.7㌔、ストローク32mm
188は全長316mm、重さ2.8㌔、ストローク20mm
性能的には187のほうがストローク長が長いので切断速度は早いと思う。
188は「コンパクト重視、ワンハンド」を売りにしている。
なるべくなら軽いほうがとAmazonでレビューも良いので早速購入。
ついでに充電器と18Vバッテリー2個もセットで。
翌日に到着。
充電器はろくに仕様を見もせずに選んだため「USモデル」というのをチョイスしてしまい、コンセントが刺さらず(片側が広くできている)、慌ててグラインダーで削った。
バッテリーは予め充電してあり、充電器に載せるとすぐに満充電。
早速、付属のBIM48:鉄工用で竹を伐り始めた。
BIM48:鉄工用は、竹専用では無いが程よく伐れた。
しかし、20分くらい使っていると刃がこぼれた。
竹が切れて食い込むときに上手く刃を抜かないと圧力が掛かり刃に負担がいく。
こぼれても切れないことは無いが、能率が悪いのでコメリに刃を買いに行った。
コメリには、いろんなメーカーのレシプロソー用の替え刃があった。
竹用もマキタ純正のほかに何種類かあったが、ゼットソーの竹専用刃(コメリ価格:865円)を2枚購入した。
帰って早速伐ってみた。
そのまま3時間ほど調子に乗って伐っているとバッテリーが弱くなってきた。
結構連続的に伐ったが、かなり持つ印象。馬力も最後まで十分。
予備用のバッテリーに代えて再開。
すると無理をしたのか、刃が3センチくらい欠けた。
立木や竹を伐るにはコツがいる。
伐り進んだときに刃へ圧力がかからないようにそこに切れ込みを入れたらどっちへ傾いていくか最初に見極める必要がある。
刃に圧力がかかってしまうと抜けなくなり無理に抜こうとするとこの様になる。
その日はそこで一度終わりにした。
次の日は朝から竹を鬼のように伐った。刃が欠けたのは根元なので先端に近い方で伐った。
途中、グニャッとなる時もあったが、しなっても簡単には折れたりしない。ゼットソーの刃は丈夫だ。
午前、午後で100本くらい伐ったがまだまだ足りない。
チェンソーより格段に早い。自分の使用するチェンソーは手を離すとエンジンが止まってしまうので、何度もリコイルを引き直す。その手間がないだけでも能率的だ。
それにしてもこのマキタのレシプロソーの威力は半端ない。
ただの電動ノコかと思っていたが、予想以上に強力だ。
替え刃に解体用、コンクリート用、鉄用、ステンレス用とあるのも頷ける。
ストロークの長い187、186シリーズならスピードも早くなることは間違いない。
チェンソーに比べれば軽いが、立木を伐る場合、横にして片手で使うとかなり手首にくる。
両手で使えばなんとか持ちこたえられる。
枝切りや伐った木を横に伐る場合ならなんら問題ない。
20センチ以上の木は流石にチェンソーに軍配があがるが、外周を一周するように伐れば使えなくはない。
先端のLEDも明るく、暗くなってから山林を抜け出すのにペンライト代わりに足元を照らしても十分な明るさだった。
刃を替える時もワンタッチ。これはよく考えられて作られていると思う。
今のところ竹と庭木の枝切りしか試してないが、これからも色々と活躍してくれるだろう。
良い買い物だった。
マキタのレシプロソーにはもっと強力な18v×2本(36v)仕様がある。
https://www.makita.co.jp/product/li_ion/jr360d/jr360d.html