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新型のSP852Fから標準でフリーナイフ仕様になったスパイダーモアー。
うちの850もそろそろナイフの替え時なので取り寄せておいたフリーナイフに交換した。
交換したのはツムラ(津村鋼業)の「ハイパーフリー」
【2020-06-16追記】
メーカー仕様変更(不具合)によりリンク先を更新
以前の記事にも書いたが、自分はツムラの「ハイパースパイダー」を愛用してきた。
ツムラの刃は「質実剛健」
丈夫で長持ちする。
刈払機のチップソーには古くから定評があり固くてよく切れる。
多分、原材料や焼き入れの工程が何か違うのだと思う。


そんな事からフリーナイフも当然の如く「ツムラ」を選んだ。
交換は至って簡単だ。
古いバーナイフを外し、付属の工具で青い円盤の回るのを固定。
ツムラのシールを上にしてボルトを強くかしめる。
ここのボルトはシッカリと締めることが重要だ。
自分は過去に刈っている途中で何度かボルトを紛失している。
ボルトだけならまだしもナイフまでどこかに失くしてきてしまった事がある。
外す時のことを考えると大変だが、ネジのゆるみを防止する「ゆるみ止めボンド」が売っているので、それで固定すると少しは安心して草刈りが出来るかもしれない。


準備が出来たので早速圃場に出て試してみた。
刈り跡は、バーナイフと大して変わらない。
切れ味も大して変わらない気がする。
あまりにスムーズに回りすぎてパワー不足のようにも感じる。
変わったのは少し背が高めの草を刈る時。
今までは機体が進まなくなってしまいエンジンが唸ってVベルトに負担が掛かっていた。
コレも進まなくなる時はあるが、少し機体を浮かすとなんとか進んでいく感じ。
なるほど、少しの違いではあるが、駆動系への負担は減るだろう。
もうひとつは、紐や針金のようなものを誤って巻き込んでしまった時、今までのバーナイフでは、十文字の合わせ目に挟まってしまい、噛み合わせがズレてしまう事が多かった。
そうなるといちいちネジを緩めて付けなおす手間がかかり時間が勿体なかった。
コレはバーナイフのような合わせ目が無い為(円盤に刃が付いている)、ぐるぐる巻きに絡まったものを解けばいいだけになった。
まだ他にも違いがあるかもしれないが、今後、何かあれば追記する。
とりあえず、今日1日使った手ごたえは「まずまず」というところだ。
あとは刃の耐久性がどうなのか気になるところだ。(念の為、予備購入済み)
【2019-6-16追記】
何日か使ったので追記する。
使用しているうちに「ナイフネックガード」に穴が空いたので交換した。
新品の「ナイフネックガード」は写真のように「バーナイフ」に合わせて上下に反りがある。
よって、フリーナイフを付けたときに中心の円盤はネジをいくら強く締めても「隙間」が出来てしまう。
ほどほどのところでネジを締めるのをやめないと「円盤」がどんどん反ってしまう。(湾曲する)
草を刈るのには特に支障は感じないのだが、少し気になったので追記する。
あまり強く締めすぎて湾曲してしまうと刃の高さが低くなって地面を削ってしまう。
いい塩梅のところを探すのが意外と難しい。
「隙間」を埋めるには少し厚めの「ワッシャー」を何枚か噛ますことが早い解決策であろう。
因みにスパイダーモアーのフリーナイフの社外品はすべてこの「隙間」が出来てしまうと思われる。
なぜなら純正のフリーナイフは「ナイフガード」と一体化した「ロータリーディスク⑧」に「ナイフ⑤」を取り付ける仕様となっているためである。
もしも852以前のスパイダーモアーを隙間のない頑丈そうな純正のフリーナイフ仕様に変更するなら部品番号0325-82100(SPフリーナイフセット50)を注文すれば良い。
【2020-06-15追記】
ツムラのHPを見たところ仕様が変更(改良)されていた。
なので上の記事の商品のリンク先も変更した。
購入を検討されている方は古い仕様のものを間違えて購入されないように。
(旧型は十文字・・・湾曲する)
※ヤフオクに売ってるものは古い仕様・・・在庫処分か?
もしかすると上に書いた記事がツムラの技術者の方の参考になったのかもしれない。
上で「湾曲する」と書いたが、写真のように円盤部分の仕様が改良されたため「湾曲」することはなくなった模様。(十文字が一文字に)
確かにこれなら大丈夫だろう。迅速な改善には頭が下がるばかりである。
ていうか、これでは相当クレームが出たであろう。
さすがに使用済みのモノに「交換」はしてくれないのだろうが・・・。
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