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10月の台風19号で作業場にあったマキタ純正充電器が浸水した。
すぐに分解して内部をドライヤーで乾かしたが、電子部品からサビが出てしまい復活出来なかった。
仕方なくAmazonで探してみると互換品ばかりで純正品を探すのに苦労するほど。
その中でレビューの良い良さげな2口の互換充電器(DC18RD)があったので、中華製で少し不安が頭を過ったがポチった。
【2019-12-31追記】
12/31現在、上のリンク先は「削除」され新しく商品ページが追加された。↓
レビューに騙され購入した人からのクレームが多かったのだろう。
まだ2019-12-31 20:38:11現在、サクラもついてないがこれもまともな商品ではないことは確かだ。
販売業者
Shenzhenshi Yubangwujin Youxiangongsi
住所
Shajing jiedao,Heyixingyexilu,30-10
Shenzhen,Baoan
Guangdong 518000
CN
運営責任者
Lai Junyu
店舗名
Gakkiti
因みにこの出品者の住所を検索すると同一住所が複数の出品者・店舗名で使用されていることがわかる。
ybang
Gakkiti
Yosala
以上の出品者・店舗名の商品は要注意。
型番で検索するとこのマキタ「DC18RD」の純正品実売価格は10,800円~19,000円台だ。安い理由はセット品から外したものということらしい。
この中華製の互換充電器の価格は4,369円と純正の1/3~1/4という破格な価格設定だ。
純正品にある「冷却ファン」「USB充電端子」が付いていない。
冷却ファンが無いということは急速充電器ではないということ。
次の日届いたので段ボールから出してみる。
化粧箱は機器の形状に合わせて段ボールで作ったもので丁寧な作りで丈夫なモノ。
しかし「説明書」が探しても見つからない。
とりあえず充電できるなら大丈夫だろうと弱くなったバッテリーを充電器に乗せると心地良い電子音で充電開始。
暫くして充電器を見ると赤と青が交互に点滅している。
これはなんだろう?異常を示す表示なのだろうか?
説明書が添付されてないので、表示の意味がわからない。
バッテリーを持つと有り得ないくらいの熱さ
ん?これは過充電ではないか?
早速マキタの工具に取り付けてみるがピクンともしない。
充電前は辛うじて弱々しく動いたものが全く動かなくなってしまったのだ。
ヤバい!逝ってしまった!
今、思うとこれでやめておけば良かったのだが、何かのエラーじゃないか?とまだ疑っていなかった。
暫くして他のバッテリーもヘタってきたので何の迷いもなく充電器に…。
しかし、またもや高温状態に・・・・・。
結果、2個ともお釈迦にしてしまったのである。
やっと気付いた。これは充電器がおかしい。
マキタ純正の充電器では難なく正常に充電出来ていたバッテリーなのだ。
中華製の電子機器は安い。しかし、トラブルも多い。そしてメーカーのアフターが無いに等しい。売りっぱなしなのだ。売りっぱなしとは要するに「使い捨て」だ。
不良なコピー品を売って現金を得てそのまま速攻に店じまいする。
一年保証とかに騙されてはいけない。
1ヶ月先には購入先は見つからないと思ったほうがいい。
正に言葉通り「安物買いの銭失い」である。
いや、火事とか大事に至らずに済んだのだから「不幸中の幸い」というべきか。。。
安いからといって簡単に互換品を買うのはリスクが高い。
結局、メーカー純正品を買った方がトータルでは安くつくのだ。
しかし、これだけの数の低品質なコピー品を野放しに販売させているAmazonにも責任があるのではないか?
レビューを見て判断しようとしても「サクラ」が多く、全く当てにならない。
だいたいこんな低品質のコピー品に
のラベルを付けてしまうのだから呆れる。
こんなとき「サクラチェッカー」が便利だ。
この互換充電器を「サクラチェッカー」で見ると「サクラ度90%以上」「危険」と出た。
まず、出品者が「マーケットプレイス」の出品者は「要注意」。
ショップ情報が「海外(CN)」「要注意ショップ(平均サクラ度が高い」と出た。
そしてレビュアーにブラックリストレビュアーがいる。
ショップレビューが全くの低評価。
逆に類似商品について危険ではないものも示してくれる。
今回のバッテリー充電器の場合、当たり前だが「マキタ純正品」が上位を占めていた。
ついでにこれと同じ2口充電器をいくつかチェッカーにかけてみた。
「注意」のついた項目もあるが、「合格」になったものもあった。
見た目、価格設定は似ているが出品者によっては信用できる製品もあるということだろうか。
あくまでも互換品なのでリスクは背負うことになるが・・・・
そんなわけで自分としたことが「レビューに騙された」というわけである。
Amazonのレビューは「サクラ」が多い。
中国では「レビュアー」のバイト(工作員)があるらしい。
もしも海外のコピー品を買うなら「サクラ」か「本物か」見分ける目が必要だ。
見分けることが出来ないなら最初から正規品を買うこと。
カスタマーサービスの中国人と話したり返品手続きをしたり面倒くさい。
マキタの充電器の型番での見分け方は頭がRから始まるのが急速充電器。
9Aタイプと12Aタイプが有る。
Sから始まるのが通常充電器。出力は2.6A。
急ぐ必要が無ければ、Sから始まるシリーズを購入したほうが充電中、ファンが回らず静かでバッテリーにも優しい。