この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
年に幾度となく職員の着服が明るみに出るJA。
今度は徳島の農協でルパンに出てくるネタのような着服があった。
金庫にあった札束の上下だけ本物で中身は偽札だったという。
年に何回かある監査もすり抜けていたという。
監査も札束の数だけを数え、中身をめくってチェックしなかったという。
そんなずさんなことで「監査」と言えるのか?
全く相変わらず呑気な組織だ。
毎回職員の質の低さを露呈している。
記者会見した農協によると、男性は2019年4月に農協撫養(むや)支所の信用共済課長に着任し、主に出納と貸し付けを担当。着服は19年9月ごろ始まり、薄茶色をした模造紙幣の束を本物の紙幣で挟むなどして札束を偽装し、20年6月までに金庫にあった1000万~50万円の札束七つとすり替えたという。札束の一番上と一番下のみ本物で、残る98枚をただの紙にすり替えた100万円を10束重ねたものもあった。
支所では平日の午後3時以降、金庫にある札束の数を確認していた。また、農協が19年10~11月に2回監査を行ったが、全紙幣をめくってチェックしなかったという。
20年5月に支所長が代わり、男性が振り替え休日や年次有給休暇を取らないほか、業務用パソコンで株のチャートを確認していることを不審に思い、6月19日に金庫を確認して発覚。既に男性の親族などから全額返済されているため、刑事告訴はしない方針。