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今年3月にビッグモーター熊本浜線店の指定工場が「指定取り消し」の処分を受けたが、それに続き宇都宮南店も6月に「指定取り消し」の処分
「栃木県宇都宮市の指定自動車整備事業者に監査を実施したところ、完成検査の一部を実施せず保安基準適合証を交付したことなどの道路運送車両法違反が確認されたため、本日、関東運輸局は指定自動車整備事業の指定の取消し等の行政処分をおこないました」
行政処分の内容は以下
1 指定自動車整備事業の指定の取消し
2 自動車検査員の解任命令2名
「違反の概要」については「完成検査の一部(速度計誤差の検査)未実施(58台)」とあり、これは、熊本浜線店が3月に指定取り消しとなった際の理由と同じ
もくじ
株式会社ビッグモーター(法人番号9250001011590)
違反行為の概要
- 処分等年月日
- 2023年6月27日
- 処分等を行った者
- 関東運輸局
- 事業者名
- 株式会社ビッグモーター(法人番号9250001011590)
- 事業場名
- ビッグモーター 宇都宮南店
- 事業場住所
- 栃木県宇都宮市
- 根拠法令
- 1.道路運送車両法第94条の5第1項
2.道路運送車両法第94条の6第1項
3.道路運送車両法第94条の6第1項- 処分等の種類
- 指定取消
- 処分等の期間
- 違反行為の概要
- 1.・故意により検査の一部を実施せず適合証を交付した。
2.・指定整備記録簿の虚偽記載 3.・指定整備記録簿の一部記載漏れ、記載誤り 指定自動車整備事業の取消年月日:令和5年6月27日
関東運輸局自動車技術安全部整備課045-211-7254(内線 5475)
7/14読売新聞
ビッグモーターが保険金不正請求…ゴルフボール入れた靴下で車体たたき修理の範囲広げる
中古車販売大手「ビッグモーター」が、自動車保険の保険金を不正請求していたことがわかった。14日までに、外部弁護士で作る調査委員会がまとめた報告書を大手損害保険各社に提出した。損保各社は、払いすぎた保険金の返還を求めている。
関係者によると、報告書は、ビッグモーターが、ゴルフボールを靴下に入れて振り回して車体をたたいたり、工具でひっかき傷をつけたりして、修理の必要な範囲を広げたと指摘していたという。具体的な件数や不正請求の金額は明らかになっていない。
大手損保各社は、引き続き詳細な調査を求めている。車の修理を依頼した契約者の等級が下がり、保険料が割高になった可能性もある。ビッグモーターはホームページで、「不適切な請求を確認した案件は、真摯(しんし)に対応していく」としている。
叩けば叩くほど埃が出てくるビッグモーター。
どうも組織ぐるみの犯罪の匂いがする。
毎日ラジオやテレビで大々的に宣伝広告を打っているが、裏では顧客や保険会社を騙して利益を確保するなど悪質極まりない。
ワンマン体質のこのような会社は「粉飾◯◯」もやっている可能性が高い。
安全に関する不正もあるかもしれないしこんなところの車なぞ危なくて買えやしない。
一度、経営陣を一掃するなど抜本的な改革が必要だと思う。
7/15テレビ朝日
ビッグモーター保険金不正請求 4人に1人が「不正作業に関与」
中古販売大手のビッグモーターが保険金を不正に請求していた問題で、4人に1人が「不正な作業に関与した」と、第三者委員会の調査に回答していたことが分かりました。
ビッグモーターを巡っては、ゴルフボールで車体をたたくなどの手口で修理費用を水増しして保険金請求していたことが第三者委員会の調査で判明しています。
第三者委員会が修理を担当する従業員382人に聞いたところ、104人が「不正な作業に関与した」、68人が「不正な作業への関与を見聞きしたことがある」と答えていたことが新たに分かりました。
委員会は「現場レベルでは不適切な行為が蔓延(まんえん)していた」と指摘しています。
さらに、一方的な降格処分も頻発していて、「経営陣からの指示に従い、これを忖度(そんたく)するいびつな企業風土が醸成されていた」としています。