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筆者の妹は任意保険非加入の車に撥ねられて亡くなった。
当時は強制保険でも死亡した場合の最高額が300万であり、死人に口なしで加害者の言い分が通り遺族としては泣き寝入りであった。
それも中学2年生という正にこれからという人生の出発点に近づいてた時期のこと。
家族としてもやり場のない怒りや悲しみに包まれ、暫くは立ち直れなかった。
亡くなった当人もさぞかし無念であっただろう。14歳という年齢でこれからどんどん楽しいことが待っている未来を赤の他人に勝手に人生を終わらせられてしまったのである。
補償(金銭)をもらえば悲しみや憎しみが消えるわけではない。
しかし、この世の中の仕組み上、加害者が被害者に弁済する方法としては最終的にお金で解決するしか方法がないのである。
自らの命を持って償いしてくれるというのなら真摯に受け止めるべきであろうが、そもそも事故なのであって加害者にとっても突然のことであり、被害者にとっても突然のことなのである。
その時になって金銭が払えないというのならクルマやバイクに乗る資格はない。
自分より相手である。自分の我儘でクルマやバイクを転がしてなんの責任もない他人を傷つけてしまうなどあってはならない。もしも万が一そういう状況になったら相手を補償してあげなければならない。
責任というより義務だ。乗るなら任意保険に加入していざという時は被害者に弁済できるようにしてから運転しなくてはならない。
2019年のデータでは、バイクの任意保険加入者は43%だそうで残り57%の人は強制保険のみ任意保険非加入だ。
バイクを乗る人は無責任な人が多いということだ。バイクの保険なら数万で済むものを入らないとは神経を疑う。